院長あいさつ
■皆様のホームドクターをめざします
プライマリケア医として
診療報酬の改定からも見受けられるように、地域医療のもつ重要性はますます大きくなってきました。今後、高齢者、超高齢者は急増の一途をたどり、次世代への医療費の負担や医師偏在や不足など問題は山積しています。一方で医療技術は日進月歩であり、専門性は高まり、治療法もめまぐるしく進化しています。この時代、高度な最先端の医療を受けたい、というのは万人の願いですが、何でもかんでも最初から大病院にかかってしまうと、結局は何時間も待って大病院にかかる必要かあったのか?ということもしばしば見受けられます。これからは上手に医療機関を使い分けていく時代です。でも実際のところ、多くの患者さんの悩みは「何科にかかればよいのか?」「これは専門医のいる大病院に行くべきか?」ということです。実際現場でも、内科的な病気を思い込んでドクターショッピングしていたら実は整形外科の疾患だったり、内科の疾患と思っていたら皮膚科領域だったり、というケースがしばしばです。医療がどんなに進歩しても専門化が進んでも、その先生のところまでたどり着けなければ適切な医療は受けられないのです。内科は全身の状態を把握する機会が多い分野です。迷ったらまずは内科へ、というのは決して間違いではないと私は思います。私は皆様のホームドクターとして、最初のお悩みをご一緒に共有しつつ、的確に最先端の医療、技術を速やかに提供できるよう努めていきたいと思います。もちろん専門分野は心臓や血管系ですので、思い当たる方、そうではないかもしれないけど、とりあえず相談してみよう!という方は、お気軽にお尋ねください。医師一人一人の技量には限界がありますが、地域で力を合わせ、必要に応じて基幹病院と連携したり、高度専門医療機関にご紹介したりと、上手に使い分けることによって満足のいく医療が受けられることと思います。そして自分で日常生活の中でできることに寄り添いながら、ご一緒に生活の質の向上を目指しましょう。
循環器専門医として
心臓は24時間働き続けます。よって、時には緊急性の高い病気になることもあります。あらゆる病気の中で一番先に鑑別しなければならないのは、まずは循環器疾患です。場合によっては手術など緊急対応のできる大規模病院に速やかにご紹介することもあるかも知れません。しかしさらに大事なのは予防です。日頃からの管理によって緊急事態にならないようにすることは可能です。循環器領域ではまずは動脈硬化の管理と言えるでしょう。
当院では動脈硬化を進める基礎疾患(高血圧、脂質異常症など)に対し、きちんと病気の予防になるよう専門的な知識で治療を進めてまいります。心臓にはそのほか、動悸や脈の乱れを起こす不整脈、弁膜症、心筋症など様々な疾患があります。患者さまがわかりやすいようご説明しながら、診断、治療をすすめてまいります。また血管のトラブルも循環器の専門分野です。閉塞性動脈硬化症などの本格的な病気から日常的におこるトラブルまで、幅広くご相談に答えてまいりたいとおもいます。
女性医師として
当院は院長をはじめ女性スタッフが多く、女性の患者様も気兼ねなくお入りいただけることと思います。エイジングによる体の変化など、どうぞ恥ずかしがらずなんでもお尋ねください。
母親として
院長北川容子
子育て中のお母様はいつも子供優先で自分のことがついつい後回しになってしまいます。また子連れだとなかなか病院に行きにくいことと思います。当院は1階路面に面しておりベビーカーや車いすの方が入りやすいよう配慮しております。おむつ替えのスペースなどもご用意しておりますので、どうぞお気軽に健康相談にいらしてください。
院長北川容子
■経歴
- 東京女子医科大学医学部卒
- 東邦大学大橋病院第3内科(現・東邦大橋医療センター 循環器内科)
- JR総合病院、自治医科大学病院、日産玉川病院、関東中央病院
■資格
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本循環器学会認定循環器専門医
- 医学博士
■所属学会
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 抗加齢医学会