内科|成城ハートクリニック 成城学園前駅 女医 風邪

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内科
以下の様な症状の方、ご相談ください。

風邪、咽頭炎発熱、喉の痛み、鼻水、咳、痰 等

風邪は万病の入り口です。通常の風邪であれば長くても1週間から10日もすれば治りますが、風邪のような症状から始まる様々な慢性疾患もあります。また風邪をきっかけに発症する病気もあります。初期治療で良くならない、なにか変だな、と感じたらご相談ください。

気管支炎

気管支とは、気管から肺に向けて左右に枝分かれした部分です。ウイルスなどの感染により、この気管支の粘膜に炎症が起こり、咳や痰などの症状のほか、時に発熱、食欲不振、全身倦怠感といった全身症状がみられる場合があります。これを一般に(急性)気管支炎と言います。風邪に併発することが多く、風邪による上気道の炎症が気管支へと波及することによって発症します。
肺炎でも咳や痰、発熱がみられますが、肺炎と違って、気管支炎では胸部X線写真上に肺の陰影が認められないので、この差によって見分けがつきます。
原因の多くはウイルスですから、根本的な治療薬はありません。このため治療としては、鎮咳薬や去痰薬、消炎鎮痛薬、解熱剤などによる対症療法が中心になります(インフルエンザの場合には抗ウイルス薬、細菌感染の場合は抗生剤が用いられることもあります)。

肺炎

肺炎とは、主に細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こす疾患です。呼吸器の防御機能が病原微生物を排除できなかった場合や、病気やストレスなどのために免疫力が落ちている時など、つまり感染力が防御力を上回った場合に、病原微生物が上気道から下気道、そして肺にまで入り込んで感染し、肺炎になってしまうのです。
がん、心臓病に続いて、肺炎は日本人の死亡原因の第3位を占めています(平成23年人口動態統計)。高齢者や慢性の病気を持っている方などは肺炎にかかりやすく、しかも治りにくい傾向がありますので、要注意です。予防や早めの治療が重要で、予防には「肺炎球菌ワクチン」の接種が有効です。

インフルエンザ

インフルエンザは毎年冬の風物詩のように流行りに悩まされますが、集団感染により蔓延しやすく社会生活の中断を余儀なくされ、つらい症状に悩まされます。また免疫力の弱い状態の方にとっては致死的な感染症となりえます。タミフルなどの抗ウイルス剤はウイルスを殺す作用はないと言われますが、早期に症状を改善する効果が期待されます。何よりも手洗いやうがい、マスク、予防接種などできるだけかからないようにすることが大切です。またインフルエンザにかかって体力が落ちると、二次的に細菌に感染し症状がながびくことがあり抗生剤も服用する必要がある場合がありますので、インフルエンザのお薬を内服しても短期間で改善しない場合はご相談ください。

気管支ぜんそく

気管支ぜんそくは、空気の通り道である気道に炎症が起きる疾患で、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という症状(喘鳴)が特徴的です。
気管支ぜんそくの患者さんの気道は過敏になっており、アレルゲン(ダニやハウスダストなど)やウイルス、タバコや冷たい空気などによる刺激が加わると、気道は狭くなります。気道が狭くなると、咳が出たり、息苦しくなったりします。
治療としては、抗原回避(アレルギーの原因物質を排除する環境整備)をし、ぜんそく治療薬を適切に用います。ぜんそくの治療薬には、発作を予防するために定期的に使う長期管理薬(コントローラー)と、発作が起きた時に、その症状を鎮めるために頓服的に用いる発作治療薬(リリーバー)の2種類があります。リリーバーを使わなくても済む状態を目指して、コントローラーを上手に使って治していきます。

長引く咳 感染症、喘息、COPD(閉塞性呼吸障害)

風邪症候群やインフルエンザなどの呼吸器感染症の場合、咳は通常、徐々に軽くなります。2~3週間すれば治まってきて、8週間(2ヶ月)以上も続くようなことはあまりありません。
3週間以上続く咳を「遷延性の咳」、さらに長引くせきで8週間以上続いている咳を「慢性の咳」と言います。咳が長引けば長引くほど、感染症以外が原因となっている可能性が高くなります。こうした場合にはアトピー咳嗽やぜんそく、咳ぜんそくなども疑われますので、受診をお勧めいたします。
COPDは、タバコの煙などの有害なガスを長い年月にわたって吸い込むことによって、空気の通り道である気道(気管支)が狭くなったり、気道の先端にある肺胞(酸素と二酸化炭素の交換を行う組織)が壊れたりしてしまう疾患です。そのため、酸素を吸って二酸化炭素を排出する「ガス交換」の効率が悪くなり、息切れが起こるのです。レントゲン検査や呼吸機能検査、喫煙歴、症状の進行状況によって診断します。
治療にあたっては、まず“禁煙”が重要になります。加えて、咳や息切れを軽くするために、効果が長く持続するタイプの気管支拡張薬を用います。
COPDが進行した場合には、薬物療法だけでなく、呼吸リハビリテーションや在宅酸素療法(機械を使って、自宅で酸素を吸入する治療)が必要になってきます。

花粉症

鼻水、くしゃみ、目の痒み、喉の痒み

毎年同じ季節に悩まされていませんか?最近は比較的眠気などの副作用も少なく効果的な薬もあります。お体にあうお薬も個人差がありますのでご相談ください。

頭痛

頭が締め付けるように痛い、首や肩から痛みがある、バクバク拍動性の頭痛がする、頭痛の前後で目の前がチカチカする、吐き気を伴う

脳そのものは痛みを感じず、頭痛は多くは脳を囲む硬膜やくも膜、あるいは血管の痛みとして起こることがほとんどです。また頭は意外と重いので首や肩、背中の筋肉疲労や循環障害で頭を支える筋肉が疲労しやすいこともあります。急性の頭痛の場合はくも膜下出血など危険な病気もありますので注意が必要です。慢性の繰り返す頭痛には筋緊張性頭痛、偏頭痛、群発頭痛などがあり、薬の治療で良くなることがあります。また、緑内障や副鼻腔炎など、眼科や耳鼻科の領域の病気でも頭痛が起こることがあります。通常の痛み止めが効かなくなってきた、回数が多くなったなどお悩みの方は一度ご相談ください。

不眠

寝付きが悪い、すぐ目が冷めてしまう、寝起きがすっきりしない。

不眠には、生活習慣、運動不足、加齢、脳疾患、精神疾患、睡眠時無呼吸症候群など様々な原因があることが多いですが、不眠状態が続くこと自体も高血圧はじめ様々な体調の異常をきたします。睡眠薬はなるべく使用しないほうが良いのですが、適切に使用し快適な眠りを獲得することは体調の異常を管理する上で有用性が上回ることもあります。

胃や食道の症状

胃痛、ムカツキ、胸焼け、苦いものがこみ上げる、変な咳が出る

これらの症状は胃食道逆流現象の症状です。逆流性食道炎は再発することも多く、萎縮性胃炎ではピロリ菌がいた場合、胃がんのリスクともなりますので除菌が必要です。これらの症状は市販の胃薬だけでは解決しないこともしばしばあります。最初の診断は消化器科で上部消化管内視鏡を受け、胃や食道に潰瘍や腫瘍がないか確認したほうが良いでしょう。胃炎や食道炎の程度も確認する必要があります。治療は基本的にはPPI(プロトンポンプインヒビター)という薬で症状はかなり改善します。あとは長期的にどう付き合っていくか、相談しながら経過観察します。

下痢・便秘

便が柔らかい、下痢と便秘を繰り返す、便が固い、お腹が張っている、渋る

急性胃腸炎の場合、食あたりや何らかの感染症であれば、時間がたって出るものも出てしまったほうが早く良くなります。慢性的な下痢や便秘を繰り返す腸炎なら過敏性腸炎の可能性もあります。生活習慣や食事の改善点を探りつつ、必要であれば薬でコントロールします。

めまい・フラつき

ぐるぐる回る、吐き気がする、ふらっとする

ぐるぐる回るような回転性めまいは、耳鼻科的内耳の異常により起こるものがほとんどですが、ふわっとする感じの「めまい」であれば、脳疾患や心臓疾患などによる可能性も否定できません。症状をお聞きし、必要に応じて検査をすることで意外な病気が見つかることもありますのでぜひご相談ください。

貧血

ふらつく、動悸息切れ

医学的な貧血とは、赤血球の数が減ったり、赤血球の赤い色素や鉄分が減ったりする現象を指します。高齢の方、腎機能障害、胃の全摘手術をしたことがある、子宮筋腫や内膜症などの婦人科疾患があると言われた、その他骨髄の病気や白血病のある方は貧血になりやすいです。貧血はまずはその原因を知ることが大切です。原因によって補うべき物質が全く異なるからです。
極度の貧血(Hbヘモグロビン8前後以下)をほうっておくと慢性的に心臓に負担がかかり心不全になりますので、長く貧血が続いている方は注意が必要です。

立ちくらみ、失神

立ち上がるときくらっとする、電車やバスで立っていたら気分が悪くなってきた、意識がなくなったことがある

通常血圧は80以上あれば内臓への血流は保たれますが、脳はちょっとした血圧の変化に弱く、自律神経の調節機能がうまく働かないと上記のような症状が現れることがあります。脳そのものの異常でも症状がでることがありますが、その背景に心臓の病気(ブロックや徐脈と言われる不整脈や弁膜症)が隠れている場合もあります。また一定の体位で意識が遠のくのは神経調節性失神という特殊な病気の可能性もありますので思い当たるフシがあればご相談ください。24時間心電図(ホルター心電図)や24時間血圧計で実際の生活の中での心臓や血圧の状態を調べます。

むくみ

むくみとは浮腫のことで、体の細胞の間(間質)に血液中の水分が漏れて溜まる状態を言います。全身の場合、顔や手、足だけと、部分的に出る場合があります。心臓、腎臓、肝臓などの臓器障害、ホルモン異常、静脈の流れの停滞、リンパ液の流れが悪い、塩分や水分の過剰摂取などの原因で起こります。問診、診察の上、血液検査やレントゲン、血管エコー、心臓エコーなどの検査を必要に応じて行います。

尿の異常

すぐトイレに行きたくなる、排尿後に違和感や痛みがある、尿が濁る、色が赤い、尿に泡が立つ 

女性は尿道が短いため膀胱炎になりやすく、中年期以降は特に骨盤底の筋肉に力が落ちるので細菌(大腸菌)の逆流が起きやすいと言われています。若年女性に於いては仕事が忙しくトイレを我慢してしまったり、性行為の後などで膀胱炎をきたすことがあります。急におきた頻尿、排尿後痛、残尿感、尿の混濁などは膀胱炎の可能性が高いです。血尿が出ることもあります。治療は水分を多く摂ること、疲れをとることが基本ですが、症状が強いようなら抗生剤も服用します。繰り返しなることも多く日頃から水分を多めに取る、トイレをガマンしないなど注意が必要です。更に発熱や腰痛を伴う場合は菌が腎臓の方へ登って行ってしまい腎盂腎炎を起こしている可能性がありますのですぐに受診してください。尿はきれいなのに膀胱炎に似たような症状が出る場合、過活動膀胱の可能性があります。男性ですと前立腺肥大症がある場合もありますのでこの場合は泌尿器科への受診をおすすめします。赤い尿は血尿という出血が原因の場合は膀胱がんや腎臓がんなどの腫瘍のケースもありますが、激しい運動後や、まれに薬剤の副作用や筋肉の崩壊で現われるミオグロビン尿の場合がありますので詳しい血液検査や尿検査を行う必要があります。尿の泡は正常でも泡立つ場合がありますが、蛋白尿の可能性もありますので繰り返すようなら尿検査、血液検査などをお受けになることをおすすめします。

息切れ、呼吸が苦しい

歩いた時、横になった時

歩行時など運動した時の息切れは心臓や肺のトラブルの可能性があります。どちらが問題なのかはすぐには区別がつかない場合もあり、詳しい問診、診察とレントゲンや心電図、呼吸機能検査、心臓エコーなど専門的な検査が診断に必要な事が多いです。歳のせいだから、運動不足だから、と思われていたら、本当に病的なものでないかどうか、一度ご相談ください。

体重の増減

急激に太った、痩せた

食べ過ぎたり甘いモノを摂り過ぎて太ってしまった、ストレスで食べられなくなって痩せた、というようなことは多くの方がご経験があると思います。食事量の変化に心当たりがあればそうかもしれませんが、予想以上に増減した場合は病気が原因かも知れません。体重が予想外に増加した場合、他にむくみが伴っていると水分の部分で体重が増えたことになり、心不全や甲状腺機能低下症などの原因を考えなくてはいけません。逆に短期間で痩せてしまった場合、癌や糖尿病の悪化、甲状腺機能亢進症、呼吸器疾患などの体力が消耗する病気、胃腸の病気、神経性食思不振症などが考えられます。ただ「食べた量」をどのように捉えるかは人それぞれで、「普通に食べている」つもりでも明らかに必要カロリー以上(以下)食べておられていたり、ご年齢と共に必要エネルギー量が低下したりすることもあるので病的な問題でないかどうか、ご一緒に考えていきたいと思います。

全身倦怠感・疲労感

だるい、疲れやすい

これは病気がなくても日常的によく遭遇する症状で、ほとんどが不眠、過労、ストレス、妊娠など原因に心当たりがある場合ですが、それだけに生理的範囲のものと病的なものの区別がつきにくいのです。心臓、腎臓、肝臓、呼吸器、感染症、糖尿病、内分泌異常、電解質異常、悪性腫瘍、うつ病 など非常に多岐にわたる病気の始まりが多く、いつもと違う、おかしいな、と思ったら血液検査、尿検査、心電図、レントゲンなどの基本検査は受けてみましょう。

皮疹

一口に皮疹といっても伝染病に伴うもの、薬剤性のもの、湿疹、皮膚炎、蕁麻疹といろいろありますが、一番多いのは原因不明の湿疹と言われています。痒みや乾燥に対し内服薬の抗ヒスタミン剤や保湿クリームで改善することが多いですのでご相談ください。